BL短歌十首
ハル
この方が主君と言われ
戦より花を愛するやさしさを
小さき背の温もり感じ馬を駆る この道果てなく続いていれば
白き肌 剣の稽古で血が滲み 我が血も
花にすら妬みをいだく醜さを 知れど貴方は笑顔のままか
少年に変わりつつある
街に
断れぬ縁談ついに持ちこまれ 血を吐く思いで「お幸せに」と
泣きながら想いを告げし唇に 罪と知りつつ唇重ね
一切を捨てて逃げゆく我々を
BL短歌十首 ハル @noshark_nolife
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