しっかり足がついた硬派なファンタジー

物語の舞台(時系列)が過去(600年前)→現代に変わります。

600年前は、王道なファンタジー。
描写がとてもきめ細やかで、まるで映画を見ているようです。
そのシーンの空気感や熱量――
さらに言うと、砂埃のにおいまで伝わってくるようでした。

現代に移行した描写は、キャラクター(主に主人公)の目線に立っています。
心理状況や主人公から見える世界の描写がとても巧みに表現されています。

映画のような没入感を得たい方はおすすめです。