概要
新米熱血女訟師&冷やし系ニート皇子の、逆転訴訟ファンタジー!
冤罪で家族を失い後宮で働く奴婢に身を落とした精華は、温徳嬪という優しい妃嬪に拾われて、ひさびさの穏やかな日々を過ごしていた。ところが温徳嬪が大切にしていた形見の白磁が、皇帝の寵妃である孟淑妃に借り逃げされてしまう。「銘品を茶会で使いたい」と言われて貸したところ、偽物にすり替えて返却されたのだ。
何度返してくれと頼んでも、孟淑妃は「もう返した」の一点張りである。寵妃には逆らえないと泣きながら諦めようとする温徳嬪に、精華は言った。
「泣き寝入りなんて、私が絶対にさせません」
実は精華は、科挙くずれで訟師(弁護士)をしていた父の仕事を、幼い頃から男装して手伝っていたのだ。精華は完璧な訴状を作ると、皇太后に孟淑妃の横暴を訴える。
こうして、後宮で裁判が開かれることになったのだが――。
何度返してくれと頼んでも、孟淑妃は「もう返した」の一点張りである。寵妃には逆らえないと泣きながら諦めようとする温徳嬪に、精華は言った。
「泣き寝入りなんて、私が絶対にさせません」
実は精華は、科挙くずれで訟師(弁護士)をしていた父の仕事を、幼い頃から男装して手伝っていたのだ。精華は完璧な訴状を作ると、皇太后に孟淑妃の横暴を訴える。
こうして、後宮で裁判が開かれることになったのだが――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!後宮で裁判を起こす女訟師の物語
もともと好きな作者さんですが、女訟師という聞いたことのない職業に惹かれて読み始めました。ちなみに訟師というのは弁護士のようなもので、訴状の代筆などを行っていたひとのことだそうです。
精華の仕える主人・温徳嬪が大切にしていた形見の白磁が、皇帝の寵妃である孟淑妃に借り逃げされてしまうところから物語が始まります。
本来なら泣き寝入りするしかない状況ですが、父が訴師だった精華は訴状を作り、裁判を起こすことに。
後宮という閉ざされた世界での裁判はいったいどうなるのか?
出番は少ないですが、無能と呼ばれる皇子がいい味を出しています。
短編なのがもったいないような内容ですが、納得のいく終わり方で満足…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作者ならではの滋味が濃縮されたパイロット版
許された字数にあわせてお話の形を組み替え、エピソードや描写を調整しレギュレーションに合ったいい作品に仕立てる。
短編→長編ならやれるかもしれない。でも長編→短編の場合はどうだろう?
「このエピソードもこのキャラ描写も好き! でもないことにする。字数が限られているから」
「ないことにすると他のこのイベントも面白くなくなるから使えない。はぶく」
こんな作業をやりながら短編として面白くなるよう組むには、技術や慣れやそれに代わる素質がいると思います。
「これを膨らませたらどんな長編になるか、それは面白いか? ちゃんと長編として仕上がるか?」
その質問にきっちり完答するパイロット版。
読んで…続きを読む