とある試験会場にて

クスッと笑えてとっても楽しいお話！

テキストに載っている例題とか絶対に面白そう。
でもバランスと姿勢を保ったり、表情筋を操ったりが必要だから、実技試験を突破して合格するの難しいんだろうなあ。

主人公さんには「お疲れ様」と一言言ってあげたい。
『社畜試験』を受けるのに、費用が会社持ちじゃなく自腹らしいのが泣けるポイントです。

それって、どんな検定？
なにに使うの？

物語を読むうちにアナタは、そんなことを思ってしまうかも知れません。
でもそんなことはどうでもいいのです。

勢いです。すべてが社会に必須の資格です。
面白いのだから、必須です。それは。
ウソだと思うなら、本作を読んでみたら良いのですよ。

現代にはびこる形骸化した資格取得への同調圧力をシニカルに笑う物語。

この現代の寓話を読みつつ数多の資格を持つ主人公へ感じた言葉はただひとつ。

〝□△〟

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（139文字）

　この主人公は一体いくつの検定を受けてきているんだ……。いちいち出てくる検定の名前が面白すぎる。

資格試験、それは知りもしない職業に、あるいはあ、あのっ！　そんな職業にも高確率で登場する必需品……が、このお話では、のっけから笑っちゃいます！
もうね、そうなんだ！　そんな資格が勢揃い！　世の中は深く広いです！

読まないと後悔間違い無しです！　是非っ！

ふざけてる。

メッチャ、ふざけてる。

最高でした👀！

全社畜共感のお話でした。

「お……面おもてを上げい」
にはヤラレました💦
いつか絶対に使いたいセリフだったのに💦　もちろん現代劇で
「···と知っての狼藉か！」
は譲りませんよ！

おもしろいお話を読ませていただき、ありがとうございました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（235文字）

もし現実にそんな資格があったら、あの人はあれを取得してるんだなと想像してみたり、そろそろあれを取得する必要があるかなと思ってしまったり。

この話にはそんなパワーがあります。

そして、現代のサラリーマンの哀愁を感じさせる作品でもあります。
現実とは何て非情なのでしょうか……

資格は身を助ける。
それがどんな資格であっても、きっとどこかで。
教わろう、そのことを。
この、面白検定一級の作品から。


※ 実際には面白検定という資格はございません。でも、面白いのは本当です。

本作は現代日本を舞台にした話ですが……

小説投稿サイトには、異世界転生したらパラメータが観えるようになったとか、スキルをもらったとか、さらに他人のスキルを観る鑑定士のスキルを獲得したとか、技能を数値化した物語が多くある、というより作品本数では主流だったりします。

スキルについて現代日本を舞台にして物語を作ったら、こうなるよな……

そう、これは、技能に「スキル」という名がつかないと実力として評価されない世界を、現代日本を舞台にして語った小説として読むことができます。

これ以上踏み込むとネタバレになりますから留まります。

ただ、笑えるというか、恐くなるというか、一周回って笑うしかなくな…続きを読む