概要
或る名探偵の一生
名探偵の話です。最後に残ったものが勝者だ。
※本作は作品集『オブスクラ』にも収録しています。
※本作は作品集『オブスクラ』にも収録しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!20世紀前半のアメリカで描かれる名探偵と助手の軌跡
時は1950年、アメリカの名探偵エドワード・オーウェンの活躍を記録し続けた小説家アンソニー・ブレアが亡くなった。父を亡くしブレアの世話になっていたオーウェンの娘は、ブレアの私物の中から一冊の手記を発見する。短くまとめられたその手記には名探偵と記録者の出会いと別れ、そして意外な真実が記されていた……。
ワトスン的立場だったブレアの視点から、アメリカのシャーロック・ホームズと呼ばれたオーウェンの軌跡を描く本作品だが、オーウェンの生涯はある意味探偵小説の歴史をそのままギュッと凝縮したようなものにも見える。
活動を開始した当初は、数々の怪事件の謎を華々しく暴き立ててまさに名探偵といった活躍…続きを読む