概要
いったい何から攻撃されているのかはわからない。
だが、戦わねばすぐに命を失うほど苛烈な攻撃だった。
そしてある日。とうとう、捕縛されて命を奪われそうになる。
そこに現れたのはシエルと呼ばれる人物。
シエルは〝それ〟に、「良い子になりなさい」と命じた。
「今度は人の子として生まれます。そこで二十歳になるまで生活をし、良い子として過ごすのです。そうすれば力も翼も。それからお前のその身体も返してあげましょう」
そう言われ、〝それ〟は地上に転生する。
人の子として転生した〝それ〟はリチャードという名前をもらい、相変わらず命を狙われながらも生活を続ける。
そんなリチャードの義妹として、彼の家に引き取られてきたのはエイダという幼女だ。
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- ★★★ Excellent!!!正義と悪とは? そして愛とは? 追放された「彼」の贖罪の旅路が始まる。
主人公である「それ」はただ戦うことしか頭にありませんでした。
いつしか捕縛され、断罪され、シエルという天使から、「いい子になれば力も身体も元に戻す」という条件付きで、人間として生まれ変わることになります。期限は二十歳まで。
はじめ、彼、リチャードは何がいい子なのか、いいことなのか、善悪の区別すらよくわかっていません。でもそんな彼の中に徐々に感情が芽生えてきます。その過程も丁寧に描かれ、彼は名家の息子として徐々に立派に育っていきます。
彼の家に引き取られたエイダ、それから大切な学友。
彼には大切な人ができたのです。
ですが、リチャードには数々の困難が襲います。
リチャードは本当に、「…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死を免れて人間の子へと転生!力と身体を取り戻す条件は良い子になること!
命じられるままに戦って、たたかって。
名前すら持たない存在だった主人公は、ついに捕縛されて命を奪われそうになったところでシエルと呼ばれる人物に試練を与えられます。
それは、人の子として生まれ変わり、良い子として過ごすこと。
しかも、二十歳までに……!
そうして、リチャードという名を授かった主人公は、名家で“良い子”に育っていきます。
しかし、人間の生活も順風満帆とはなかなかいかない様子。
義妹として、リチャードの家に引き取られてきたエイダという少女が序盤に登場するのですが、エイダはお兄ちゃん大好きっ子!リチャードはそんなエイダがちょっと……いやだいぶ?鬱陶しいようで。
さて、ここポイ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!生きるとは、死ぬとは、善とは、悪とは、愛とは、考えさせてくれる作品
没頭から謎に包まれています。
「それ」は戦った。戦えと頭に響く声を聞き、たくさん〇〇を殺し、罪を犯した。
主人公である「それ」はシエルと名のる天使に、助けられ、人間として、20歳まで生きることになるが「いい子になること」を条件付けられて、善意とは何か?と葛藤しながら生きていく。
監視役の、口と性格がちょっと悪い天使サイモンに、義妹のエイダ、優しい家族に包まれて、名前を与えられた「それ」であるリチャードは、すくすくと育つ。
リチャードの感情が、徐々に芽生えてゆく過程を丁寧に描かれていて、その、悲しさや、愛しさ、はたまた、緊迫感などの文章には驚かされました。
生きていくこと、死んでいくこと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界観が圧倒的によすぎる……!!!
実はSF好きにおすすめです。この作品。
戦い続けてきた「それ」。「それ」はシエルという天使に「いい子になること」という条件でリチャードという人間に転生させられることとなります。そんな彼に待ち受けている様々な困難。そして意外な結末。
アクションシーンも見事だというほかありませんが、「いい子」とは、「人生とは」と考えさせられる非常に哲学的な側面が印象的でした。とくにリチャードがある人を失う場面は私にとって鮮烈であり、「人間はどうして生きていかなければならないんだろう」とうなりました。本当に深い作品で、読み応えがあります。
長文タイトルだ、と敬遠してしまいがちな方にこそ絶対読んでほしい骨太な作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『進撃の巨人』好きに刺さりそう!
あちらの世界観が大戦中のドイツあたりの雰囲気なら、こちらはそれより百年古いイギリス風の異世界といった雰囲気。馬車とかパブリックスクールとか貴族、天使など。
義妹エイダとの関係を考えると『鬼滅の刃』の風味も少々。
いや作品名を出すのはちょっとな、とは思ったんですけど、あっち方向の雰囲気がある作品だと伝えるのにわかりやすいかなって。わ、悪気はないです(;´Д`A ```
端的に世界観を伝えられたらよかったんですけどもね。ちょっと表現がむずかしくて。
ああいったダークでシリアスなファンタジーで、「生きる」とか「生命とは」とか「神や善」みたいなものを考える作品なのです。
でも読み心地は意外とライ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そのパンドラの箱の最奥にあったものは、果たして本当に希望であったのか?
ただ戦うことだけの存在であったソレは、捕縛され断罪され、そして、人の子として転生させられた。そして、二十年の猶予を与えられ、「良い子」になることを命ぜられるのだ。
伯爵家の子息リチャードとして人間の生を始めたソレは、天使の監視のもと、すくすくと成長してゆく。だが、「良い子」というものがどういうものであるかは、全く分からなかった……。
なかなか攻めた作品です。
人の中の善、まるで機械のような天使たち、狂って暴虐を働く堕天使ども。悪意をもって邪魔する人間と、愛を教えてくれる大切な人たち。親友、夢、そして絶望。これらが渾然となって、善とは何か? 悪とは何か? そして、生命とは何か?を問…続きを読む - ★★★ Excellent!!!力を奪われ「良い子になること」を条件に転生した主人公の望みは叶うのか?
知らぬまま重ね続けた同族殺しの罪を問われ、あわや殺されそうになった主人公。
彼はシエルと名乗る天使によって、力を奪われ、人間の子ども・リチャードとして転生します。
力を取りもどす条件は「良い子として二十歳まですごすこと」
リチャードとしてさまざまな経験を積む中、果たしてリチャードは力を取り戻せるのか……?
読み進めるうちに、独特な世界観にどんどん魅せられていきます。
途中、涙なしには読めない苦しいシーンもあるのですが……。
リチャード達の行く末がどうか幸せなものでありますようにと、祈らずにはいられません。 - ★★★ Excellent!!!読み応え抜群、最高の作品が誕生しました!
〝それ〟にとって、世界は「快」か「不快」しかなかった。
第一話にあった、この言葉からすでにやられました。
主人公である〝それ〟は自分の存在が何かもわからない。ただ、戦っている。そんな彼の前に現れたのが、神? 天使? であるシエル。
なぜか天使たちに恨まれている〝それ〟に唯一の機会を与えてくれたのがシエルです。
彼は〝それ〟に、「良い子になりなさい」と命じました。
そうして、〝それ〟は人間の子リチャードとして、優しい両親のもとに転生します。
良い子とは何か?
二十歳までを人間界で生きるリチャードはさまざまな経験をえて、それを追求していきます。
そんな彼に親友や義妹ができ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!力を取り戻すために与えられたミッションは、いい子になること
天界で命じられるまま、戦っていた主人公。
ですがいきすぎた行為のため力を奪われて断罪されることとなり。そんな彼に与えられた試練が、力を持たない人間に転生して、いい子になること。
そうすれば、奪われた力を取り戻せる。
貴族の子、リチャードとして新たな生を受けた主人公はいい子になるよう頑張りますけど……いい子ってなんなのでしょうね?
人のためになることをしたら、いい子なのか。人間の世界ですごし、友達を手本としながらいい子になろうとするリチャードなのですが……。
運命はどうしてこうも、リチャードを放っておいてくれないのでしょうね。
優しい友達やかわいい妹と、大切なものを作っていくのに、平穏を脅…続きを読む