源頼朝挙兵の経緯を描いた歴史小説。情報が濃いのに、読みやすい!

本作で描かれるのは小説キャッチフレーズ(北条政子と源頼朝――二人が出会い、挙兵し、やがて鎌倉に入るまで)のとおり。のちに鎌倉幕府成立の土台になる『伊豆に流刑となった頼朝が地方豪族の娘である政子に出会う』場面から始まるお話です。

小中学校で習いましたよね。鎌倉幕府。当時のテストでしっかり点数取れてるくらいの知識があれば、びっくりですが本作もきっと読みこなせます。
そう。すごく内容濃いのに、すらすら読めちゃうんです。
作者様の配慮でしょう。わたしみたいな歴史に触れるのは学校で習ったのが最初で最後みたいな人間にも分かるように、さりげなく状況がわかる補足情報を入れてくださってます。
学校で学習した鎌倉時代あたりの歴史のあれこれをより深く知れた気分です。
怨霊のイメージしかなかった平将門にも人間味があったし、人々が争う理由にも当時の空気を感じました。あの当時の人々が何を考え、どう関係しあっていたかがリアルに想像できて、とても面白かったです。

本作のタイトルにもある『笹竜胆』に注目して読むのもおススメ!
より良い読書体験になると思います♪

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