闇の世界は淵に沈むより、縁から覗いているくらいが丁度良いですよね
- ★★★ Excellent!!!
はみ出し者の町、カタブキ。そこに闇を抱えた少女が流れ着いたとき、泥沼のように淀んだこの町の底で何かが動き出す……?
オカルト的でもありながら、もしかしたら日本のどこか片隅に、あるいは遠くない未来に、存在するかもしれないと思わせる物語でした。主人公を含めた登場人物それぞれが深い闇を抱えていますが、その深淵を描きすぎることなく、想像の余地を残しつつ、この分量のストーリーにまとめる作者様の手腕には毎度のことながら感服いたします。