第9話

「おいデク!おまえまでアメリカに来なくてよかったろ!どうせなんか魂胆があるんだろ?」

「まあ、魂胆ってほどではないけど、きみと考えていることは同じだよ。」

「オールマイトか、、、」

「いまはなきヒーロー。それがオールマイトだ。つい先日までヒーローとして社会に賞賛を受けていたが、いまや消息不明。アメリカで似たヴィランを目にすると聞いたが、それもホンモノかはわからない。」

「あれからおかしくなったな。」

「そうなんだ。しがらきの脱獄協力。警察ぜんたいはしがらきの洗脳としての線が濃厚といっているが、、、」

「本人の意思の可能性がたかい。そうあった場合、”刑事罰”くださられると。」

「それから行方がわからなくなったけど、でも僕はアメリカでこの道筋のこたえがすこしでも見れたらって。」

「だから”ジャスティス”の派遣要請に参加したわけか。」

「きみもそうだろ?”爆豪”くん?」


毎日の歩みのなか、なんとなしの謎はある。

それらは巧妙なパズルのなか、意図せぬ解答へとたどることがある。

きみの道にも、また、その兆候は見られるだろう。

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ヒーローとヴィラン くろみつ @kuromitu77

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