あああ面白い!面白いー!!!

忙しいのに。2日間で最新話まで読んでしまった。
魔性的な魅力を持つ作品である。

物語ははじめ、主人公、淑華《シューホア》の、寵愛の薄れた妃としての寂しさ、そして、どうやって妃となったのか? から語られる。
実はここが重要で、これがないと、淑華の人となりが見えてこないのである。

彼女は、夫である帝を愛した。
愛された。
しかし今は、帝は彼女をおしゃべり相手としては尊重するけど、男女の仲ではない。
(愛、といっても、単純な愛、ではない。帝、妃である立場、それらから離れて成立することはない関係だからである。お気楽なカップルの愛ではありえない)

そこで現れた魅惑の年下皇子。
彼はわけありであり、美貌が咲き誇るよう。
微笑めばそれだけで甘い凶器となる。

そんな年下皇子から熱烈にせまられる事になる淑華。
愛なの?
策略なの?
翻弄される。

帝を愛してないわけではない。
美貌の年下皇子に惹かれてしまう気持ちもある。

35歳の女は、どうしたら良いのか?!

心理描写が丁寧になされ、読者はスンナリと物語の世界に入っていけるだろう。

淑華は美女である自覚はあるが、おごったところはなく、後宮にあっては控えめで、派手好きでもない。
聡明で、癒やしの波動を放っている女性。

そんな彼女に、ハラハラしながら読者は読書を楽しめますよ!
オススメです。

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