静寂の中に息づく、信仰と裏切りの国

  • ★★★ Excellent!!!

静かな語り口なのに、心の奥をざらつかせるような緊張感がありました。
会議の一言一言が世界の仕組みを暴いていくようで、ページをめくる手が止まりません。
キャラクターの感情よりも“思想”が動く物語。
宗教と権力、その狭間で生きる者たちの息遣いがリアルです。
気づけば、物語そのものが祈りのように感じられました

その他のおすすめレビュー

TERUさんの他のおすすめレビュー259