概要
祝いと呪いを抱き締めて、業火は道を照らすだろう。
瑞獣によって拓かれた地、海内。
尊ぶべき瑞獣──麒麟を食らった男、索冥は、大国の侵略により仕えていた王朝を滅ぼされる。失意のうちに大河へ身を投げた索冥だったが、幸か不幸か海内の中心に位置する湖上島にして聖地とされる風師島へと流れ着いた。
目覚めた彼をすくい上げたのは、玉辰と名乗る土地守の少女。身寄りも後ろ盾もない彼女は、かつて索冥の故国を滅ぼした大国──晶による風師島の接収を間近に控えていた。
晶から派遣された兵士や使用人に虐げられる玉辰を放っておけなかった索冥は、事の顛末を見届けるまで風師島に逗留することを決める。無垢で危うげな玉辰との交流の中で、索冥は自らの宿業と向き合っていく。
一方、晶の宮中では、時の皇帝が突如風師島への訪問を宣言する。その真意を測りかねた廷臣たちであった
尊ぶべき瑞獣──麒麟を食らった男、索冥は、大国の侵略により仕えていた王朝を滅ぼされる。失意のうちに大河へ身を投げた索冥だったが、幸か不幸か海内の中心に位置する湖上島にして聖地とされる風師島へと流れ着いた。
目覚めた彼をすくい上げたのは、玉辰と名乗る土地守の少女。身寄りも後ろ盾もない彼女は、かつて索冥の故国を滅ぼした大国──晶による風師島の接収を間近に控えていた。
晶から派遣された兵士や使用人に虐げられる玉辰を放っておけなかった索冥は、事の顛末を見届けるまで風師島に逗留することを決める。無垢で危うげな玉辰との交流の中で、索冥は自らの宿業と向き合っていく。
一方、晶の宮中では、時の皇帝が突如風師島への訪問を宣言する。その真意を測りかねた廷臣たちであった