土地と血に縛られた一族の、しかし抗おうとする静かな決意

 幼少の頃より母と別れ、父と共に暮らしていた主人公は、母の死を機に母方の祖母の家で暮らすようになる――そこで彼女は知る。母方の血に受け継がれる因縁を。
 月日は流れ、それ故に万物は変わる。屋敷そのものも、屋敷のあるじも、あるいは呪いすらも。
 宿命を知った上で抗おうとする主人公の、静かな決意が印象的でした。

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