概要
嘘から始めたくせに、本物が欲しいなんて図々しいよね
読書好きで人見知りの女子高生、高橋香絵は、施錠時間ギリギリの図書室でクラスメイトの松野蒼唯に遭遇する。
普段の様子から、お世辞にも読書をするタイプに見えない松野だが、彼が手にしていた書籍が香絵の大好きな作品『野菊の墓』だったことをきっかけに、2人は放課後の図書室で語らう仲になる。
お互いの好きな小説の話をしていくうちに少しずつ惹かれあっていくが、松野は香絵に大きな嘘をついていて……
事実を知った香絵の答えは?
注意!
2010年頃を想定した高校生の青春ラブストーリーです。作中に有名な文学作品、執筆者の個人的な感想なども書かれる、大変趣味色の強い話になっております。
普段の様子から、お世辞にも読書をするタイプに見えない松野だが、彼が手にしていた書籍が香絵の大好きな作品『野菊の墓』だったことをきっかけに、2人は放課後の図書室で語らう仲になる。
お互いの好きな小説の話をしていくうちに少しずつ惹かれあっていくが、松野は香絵に大きな嘘をついていて……
事実を知った香絵の答えは?
注意!
2010年頃を想定した高校生の青春ラブストーリーです。作中に有名な文学作品、執筆者の個人的な感想なども書かれる、大変趣味色の強い話になっております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!静謐な図書室では、二人の甘酸っぱい恋だけが動いている
どこからどう言えば良いのかは分かりませんが、兎に角、素敵です!本当に素敵な恋物語だと思いますし、この二人が紡いできた時間と言葉があるからこその「告白」は必見です!ここがあったからこそ、ここが生きてくるんだ!と言う場面も多くあって、殊更キュンキュンします。
そして青春を過ごしている学生らしさが凄くあるので、二人を物語上のキャラとしてではなく、等身大の二人だと思えます。更に、とても典麗な文章で紡いでいるからこそ、二人の物語に感情を強く揺さぶられ、この世界観にスッと深く入り込んで行くのだなぁと思います!
本当に素敵な恋物語なので、ぜひ皆様、読み進めてみてくださいませ!