月の女神に愛された国、フォルトゥーナの第二王女ディアナ。彼女は神託により、隣国の皇帝イーサンの皇后となるべく嫁ぐ。しかし、イーサンには愛する男爵令嬢フィリアがいて、ディアナは仮初の皇后だと言い放つ。
月の女神に愛された国、フォルトゥーナの設定が神秘的です。
ディアナはもうすぐ成人の17歳。数多いる兄姉たちの中から、皇后として嫁ぐことになり、嫁いだらもう祖国に戻ることは叶いません。
双子のメイド、護衛騎士ひとりだけを伴っての嫁入りはさぞ心細いだろうと思いますが、この3人がいつでも寄り添っていてくれて読んでいる私にも安心感をもたらしてくれます。
特に護衛騎士のアランは少しときめきました…
皇弟ユージンとの出会い。フィリアとの応酬、ディアナの知的な様子が良く表されています。
理知的だったというイーサンがなぜ恋に惑ったのか、またフォルトゥーナの神託を巡る謎をディアナが解き明かしていきます。
糖度は後半になるまで控えめかなと思いますが、ディアナの初めての感情に戸惑う様はとても可愛らしく素敵です。
皇弟ユージンも魅力的。
でも私はイーサンの方が好みかも…なんて。
出てくるキャラクターが魅力的なので、ぐいぐいと読まされていきます。
国と国との駆け引きもあって、スケールの大きなお話なのも魅力的です。
あっという間に読み終えました。とても面白かったです。ありがとうございました。
オススメします。ぜひ読んでください。