概要
巨躯の遣唐使と有翼の少女、二人は遙かなる西域を征く
迦陵頻伽(かりょうびんが)。極楽浄土に住まうと伝えられる、妙なる声を持つ半人半鳥の存在……。
時は九世紀半ば。かつて遣唐使だった身の丈七尺半(約225cm)の大男・橿原良嗣(かしはらのよしつぐ)は、遣唐使船に密航していた迦陵頻伽の少女・オトを肩に乗せ、唐の地を踏み締めていた。不思議な唄に喚び寄せられて「西へ行きたい」と懇願する、オトの想いを叶える為に。
愛娘と死別した喪失感を抱えた良嗣と、飛べない翼を背負ったオトは、互いの欠落を埋めるかのように果てしなき旅路を歩む。様々な土地を訪れ、人々との出会いと別れを繰り返しながら、やがて二人は西の彼方にそびえ立つ霊峰・チョモランマを目指す……。
※本作はエピソード毎に異なる土地土地を描く連作短編の形式をとっており、執筆順と作品内の時系列は一致して
時は九世紀半ば。かつて遣唐使だった身の丈七尺半(約225cm)の大男・橿原良嗣(かしはらのよしつぐ)は、遣唐使船に密航していた迦陵頻伽の少女・オトを肩に乗せ、唐の地を踏み締めていた。不思議な唄に喚び寄せられて「西へ行きたい」と懇願する、オトの想いを叶える為に。
愛娘と死別した喪失感を抱えた良嗣と、飛べない翼を背負ったオトは、互いの欠落を埋めるかのように果てしなき旅路を歩む。様々な土地を訪れ、人々との出会いと別れを繰り返しながら、やがて二人は西の彼方にそびえ立つ霊峰・チョモランマを目指す……。
※本作はエピソード毎に異なる土地土地を描く連作短編の形式をとっており、執筆順と作品内の時系列は一致して
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!詩と旅情の余韻がたまらない西行譚
砂の軋みや風の熱まで伝わってくる描写がとても濃くて、
読み始めた瞬間から旅の空気に引き込まれました。
良嗣とオトの掛け合いも絶妙で、
渋さのある旅路なのに会話はちゃんと軽やかで、この凸凹感がすごく楽しいです。
とくに終盤の詩の使い方と締め方が本当に綺麗で、
「そこに着地するのか」と唸りました。
中華風や旅情ものが好きな人、詩歌に心を動かされる人にはかなり刺さると思います。
少しだけ欲を言えば、雰囲気が良すぎてもっと先まで読みたくなるので、
読後に「もう終わり!?」となりました。むしろそれも魅力ですね。
自分も中華風や旅情、詩を絡めた作品が好きなので、
ぜひ創作のお話も交流できたら嬉…続きを読む