概要
すでに人類は滅び、世界は新たな時代に入っていた。
お世話役の森の精霊、彭侯(ほうこう)と共に、かつての美味しい酒と料理を求め世界を探索する。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!現代に染まった龍神と有能な精霊の緩くて贅沢な新世界サバイバル飯が最高!
千年前の現代文明にどっぷり浸かったグダグダな神様と、そんな主人のために強制発酵から脱穀まで何でもこなすチート級の有能執事。この2人のサバイバル(という名のお気楽キャンプ生活)の掛け合いが最高に小気味よくてクセになる。
牛丼の特盛でエモい思い出に浸っちゃう弥生様の親しみやすすぎるキャラと、毒舌を交えつつも100年の忠誠を誓って甲斐甲斐しくログハウスまで建てちゃう彭侯のコンビ感が絶妙。
滅びた世界のモドキ生物を塩味縛りで食べ続けるシュールなグルメ描写もツボだし、お米と大豆を手に入れた瞬間のテンションの爆上がりっぷりには思わず共感して笑ってしまう。
- ★★★ Excellent!!!美味い物をうまいといって何が悪い! 言えないお前は、だから人間なんだ!
昨今、大変長いタイトルの作品が増えてきておりますね。
それを読んだだけで、大体の内容が予想出来て、
様々なことに時間を使わなければならぬ現代人には、
親切と言うかなんと申しますか。
そこのところは、人の好みそれぞれなのでしょうが、
こちらの作品もまさにそれ。
そう、これは「酒好きドラゴンとうまい飯」の話なのです。
たった12文字のタイトルで、これほど内容を示している作品は、
他になかなかありませんよ?
主人公は、龍。それも凄いハイクラスの。
なのに、酒が好きなのです。
そして真の酒好きは須らく「それに合った食事を楽しむ」者ばかり。
そんなわけで、文明が一度完全になくなった世界で、
真の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こういうのでいいんだよ、こういうので
赤ワインと肉の組み合わせは至高です。肉の脂をワインの渋さが流してくれる無限ループはたまりません。初っ端から好きな組み合わせが来たので、文字通りおいしい展開でした。私はジムで鍛えた後、ステーキ(安物)と赤ワイン(安物)を飲み食いするのが好きです。うまいし、なんかリッチな気分になるんですよ。
そんな私の話はともかく、うまい料理を読みたいならこれ。ハイテンションな会話に、ぶっとんだ能力描写とは裏腹に、料理自体は現実を思い出させる素朴さがあります。実際にはない食材でも、実際の料理を思い出させてくれるあたり、作者のレベルの高さが伝わります。
でも、寝る前に読む内容ではなかったですかね。 - ★★★ Excellent!!!ストレスフリーなポストアポカリプス飯
1000年の時を経て眠りを覚ました星を統べる龍が一体・弥生。
人類滅亡後、新たなる霊長たちによる新秩序と混乱の中で、彼女は美味い飯を求め続ける。
所謂ポストアポカリプス飯に類する今作。
失われた技術をいかに再現し在りし日の美食にありつくかという苦闘がフォーカスされがちなジャンルだが
今作においてそういう固っ苦しい要素はナシ。
料理は理解のある彼くん…もとい従者の精霊・彭侯くんに任せて万全。
神に等しい存在なので変異した異形の怪物も物の数にあらず。
荒廃した地でも変わりなく美味いものを食い
超越存在にあるまじきテンションではしゃぐ弥生さまの生き生きとした姿に
見てるこちらも腹が減り、そして元…続きを読む