千年前の現代文明にどっぷり浸かったグダグダな神様と、そんな主人のために強制発酵から脱穀まで何でもこなすチート級の有能執事。この2人のサバイバル(という名のお気楽キャンプ生活)の掛け合いが最高に小気味よくてクセになる。
牛丼の特盛でエモい思い出に浸っちゃう弥生様の親しみやすすぎるキャラと、毒舌を交えつつも100年の忠誠を誓って甲斐甲斐しくログハウスまで建てちゃう彭侯のコンビ感が絶妙。
滅びた世界のモドキ生物を塩味縛りで食べ続けるシュールなグルメ描写もツボだし、お米と大豆を手に入れた瞬間のテンションの爆上がりっぷりには思わず共感して笑ってしまう。
昨今、大変長いタイトルの作品が増えてきておりますね。
それを読んだだけで、大体の内容が予想出来て、
様々なことに時間を使わなければならぬ現代人には、
親切と言うかなんと申しますか。
そこのところは、人の好みそれぞれなのでしょうが、
こちらの作品もまさにそれ。
そう、これは「酒好きドラゴンとうまい飯」の話なのです。
たった12文字のタイトルで、これほど内容を示している作品は、
他になかなかありませんよ?
主人公は、龍。それも凄いハイクラスの。
なのに、酒が好きなのです。
そして真の酒好きは須らく「それに合った食事を楽しむ」者ばかり。
そんなわけで、文明が一度完全になくなった世界で、
真の酒好き龍のわがままとも取れる無理難題に対して、
彼の部下である精霊(超絶美形なのにあまりそれが活きていない)が
文句も言わずに、実に良い働きをして食事を用意します。
この食事が本当にリアル。
確実に作者様は料理をする人ですね。
飯テロ飯テロと色々言われる世の中ですが、
ここまで的確に人の腹を鳴らせる作品はありませんよ。
美味い物を見せつけて食べるのが飯テロじゃない!
その作られている場面(材料からな)も見せるから
飯テロなんだよ! と叫ばせていただきます。
ご一読を。
赤ワインと肉の組み合わせは至高です。肉の脂をワインの渋さが流してくれる無限ループはたまりません。初っ端から好きな組み合わせが来たので、文字通りおいしい展開でした。私はジムで鍛えた後、ステーキ(安物)と赤ワイン(安物)を飲み食いするのが好きです。うまいし、なんかリッチな気分になるんですよ。
そんな私の話はともかく、うまい料理を読みたいならこれ。ハイテンションな会話に、ぶっとんだ能力描写とは裏腹に、料理自体は現実を思い出させる素朴さがあります。実際にはない食材でも、実際の料理を思い出させてくれるあたり、作者のレベルの高さが伝わります。
でも、寝る前に読む内容ではなかったですかね。
1000年の時を経て眠りを覚ました星を統べる龍が一体・弥生。
人類滅亡後、新たなる霊長たちによる新秩序と混乱の中で、彼女は美味い飯を求め続ける。
所謂ポストアポカリプス飯に類する今作。
失われた技術をいかに再現し在りし日の美食にありつくかという苦闘がフォーカスされがちなジャンルだが
今作においてそういう固っ苦しい要素はナシ。
料理は理解のある彼くん…もとい従者の精霊・彭侯くんに任せて万全。
神に等しい存在なので変異した異形の怪物も物の数にあらず。
荒廃した地でも変わりなく美味いものを食い
超越存在にあるまじきテンションではしゃぐ弥生さまの生き生きとした姿に
見てるこちらも腹が減り、そして元気が出てくる。
絶望のはずの世界で紡がれるお気楽スローライフ、お腹をすかせて一読あれ。
盛り塩先生が描く龍と精霊のほのぼの飯テロ共同生活!📜✨。
1000年の眠りから覚めた黄龍・弥生(やよい)🐉💤。しかし目覚めた世界は、すでに人類が滅び、新たな時代へと移り変わっていた🌍💨。
そんな弥生を支えるのは、森の精霊・彭侯(ほうこう)🌿✨。彼と共に、かつての美味しい酒と料理を求めて世界を探索する旅が始まる🍶🍖。
異世界の食材、酒造り、料理の知識がふんだんに盛り込まれ、読者の食欲を刺激する飯テロ要素満載の作品です🍽️🔥。
――滅びた世界で美食を求める異世界グルメファンタジー!🍽️🔥
1000年の眠りから覚めた黄龍・弥生が、森の精霊・彭侯と共に美味しい酒と料理を求める物語📚。ぜひこの作品を読んで、異世界の食文化を楽しんでください!📖✨
眠りから目覚めたドラゴンが、かつての生活を取り戻すために開拓生活を始める異世界ファンタジー作品です。
神なるドラゴンである彼女は、悠久を生きる肉体を有しながらも、活動期と休眠期を繰り返す必要があります。
百年活動したら千年の休眠を。そうして現代日本で眠りに付いた彼女が目覚めると、見事に文明は崩壊していました。
国は形をなしておらず、生物は急激な変化で似ても似つかないキメラのような姿に。
当然ながら、店も人も娯楽の一つだって残ってはいません。
それでもすっかり現代で贅沢が染み付いてしまった彼女は、在りし日の生活を取り戻そうとします。
ドラゴンは美食と娯楽あふれる世界を取り戻せるのか。
ぜひ読んでみてください。