骨太のダークファンタジー

50話まで拝読してのレビューです。
　まず冒頭から、物語がテンポ良く進んでいき、世界観、主人公を取り巻く状況、物語の方向性が分かりやすく提示されます。それでいて、描写不足ということは全くなく、むしろ無駄のない緻密な表現でストーリーに深く入り込むことができます。
　また心理描写・戦闘描写も巧みで、主人公サイド、敵サイド双方の思惑が交差し、どんな戦いが展開されるのか、どちらが勝つのか、まったく予想のつかないワクワク感があります。また、どちらの陣営にも感情移入してしまう魅力がありますね。
　特に戦闘シーンは命を削り合う激戦が表現されており、まさに息をつく暇もなく、文を読み進めました。
　まだ物語の謎も多く、今後の展開も気になる作品です。

　素晴らしい物語をありがとうございました。引き続き拝読いたします。

　乱筆・乱文失礼いたしましたm(_ _)m