人の思いは繋がるのか。そして彼女の胸の内は?

「上がり」あるいは「詰み」と決めてしまった旧人類の最後の存在。
彼女が最後に残したものは、本当に彼女のいう「墓」なのか、あるいは旧人類の記憶を繋げるためのモニュメントなのか。

彼女自身の内心は最後まで分からず終わる、この余韻がいい。

短いながらも正統派なSF、読み応えがありました。