あらすじ
町はずれにある豪邸に住む少女・純恋(すみれ)。
触れた物を時々爆発や発光させてしまう女性執事・矢骨(やぼね)と共に退屈な毎日を過ごしていたある日、純恋の自室の屋根が崩落し、金髪の少女・テールが落ちてきた。
次の日の朝、テールに事情を聞くと、様々な不幸の末にこの家の屋根に登ったところでさらに運悪く崩落したという。
純恋はテールにこの家に泊まるように促す。するとテールは『何かさせてほしい』と意気込むと同時に純恋に一目惚れしたことを溢す。彼女に興味を持った純恋は住込みのメイド兼家庭教師をすることを提案し、自身に『恋』とは何か教えるよう持ち掛けた。
翌日、テールはメイドとしての仕事をこなした後、純恋とテールの恋に関する授業を行うこととなったが、途中で屋敷の修理業者を装った怪しい集団がやってくる。その正体は佐羽家の資産を狙う強盗で、先に応対していた矢骨が捕まっているのを見た純恋たちは別室へと逃亡した。
二人は別室に立てこもりながら授業の続きと称して吊り橋効果について話す。話の中で純恋はテールへ胸の高鳴りを覚えつつ、状況を打開する方法を思いつく。
すぐに二人が耳と視界を塞いだ途端、屋敷が爆発音と光に包まれ、二人を追いかけていた男たちは無力化された。
他の強盗も矢骨が捕縛し、やってきた警察に引き渡すことになった。
警察とのやりとりの後、テールが夕食を作ることになり純恋は料理作業を見守ることになる。
料理中、テールは自分の想いこそ吊り橋効果による一時的なものかもしれないと話すが、彼女自らそれを否定し、一時的な迷いではなく心から純恋を好いていることを宣言し、家庭教師を続けていくことを宣言する。
その後、矢骨がバスタブを虹色に発光させてしまったと報告に来て料理は中断。純恋はテールの手を引き、その現場を見に行こうとする。
その道中、純恋はテールへ向けて「これからも色々、教えてね?」と笑顔を向けるのだった。
落下から始まる恋愛家庭教師 WA龍海(ワダツミ) @WAda2mi
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