WA龍海（ワダツミ）

家の近所に、土地神を祀っている小さな神社がある。 週に一度、僕はそこの社を掃除することを習慣にしている。 ある日、姉に「何も言わずに処分してくれ」と大量の本を託された僕は、いつ…

レトロな雰囲気を残す、とある街の隅にそのお店はある。 大正浪漫の匂いを残した小さな喫茶店。看板メニューの林檎のパフェーと、幸運を呼ぶと噂の黒猫がいるらしい。 そんな少し不思議で…

放課後、先生の片付けを手伝っていた先輩に協力したところ、プラネタリウムのチケットを貰った。 さっそく土曜日に使おうと思って会場に行くと……先輩と出くわしたのだった。

あるヒーローがいた。 金色のフルフェイスヘルメットに、金色のマント。人は彼をゴールデンマンと呼んだ。 これはそんな彼とただならぬ関係にある青年の経験談である。 （※雑な下ネタ混…

町外れ、私は黒い魔物と出会った。 大きな犬のようで、黒い毛並みと琥珀色の瞳が特徴の不思議な子。 なんとなく気になって家へ招いてみると……スープの入った鍋が気になるようだった。 …

大学の夏休み初日、インドア派の九折は登山が趣味のサークル仲間、質に無理矢理誘われて真夏の山へと赴いた。 山百合、沢の風、ハーブ水の爽やかな匂い……様々な香りに包まれながら、二人は…

町はずれにある豪邸に住む少女、佐羽 純恋（さはね すみれ）。 恋に憧れながらも恋を知らぬまま、平凡かつ退屈な毎日を過ごしていたある日、純恋の自室の屋根が崩落。 同時に金髪の少女、…

ブラック企業で働いていた社畜の俺は、ある日突然異世界へと転移した。 そこは労働基準法が守られる、ホワイトな世界だった……！ 「仕事は、定時で、終わらせろ！！！」

とある森の奥にある、古い泉。 そこには、かつて伝説の一角獣、ユニコーンが住んでいたと言い伝えられている。 しかし、誰もその姿を見た者はいない。森の奥は禁じられた領域とされていたか…

↓こちらの作品のプロトタイプ版になります。 土地神様は薔薇が好き。（https://kakuyomu.jp/works/16817330656412398017） ※注意※ …

入学式が終わった小休憩、女の子の告白で男の子が混乱させられるお話。

とある世界のとある神がいた。 彼は異世界間の転生を担当する存在だが……前の担当者のおかげである問題に直面していた。 そんな彼の元に今日も迷える魂がまた一人―――。 ※注意…

学生時代、アルバイトから帰っていた夜。 ある人と擦れ違っただけの話です。

誰もが認める絵を作り上げる天才芸術家、コル。 偏屈な性格で有名な彼に臆することなく、ひたすら目の前で褒める少女がいた。 青年芸術家と少女と、彼らを取り巻くアトリエの仲間たちの何…