概要
故国を奪われた姫と扉を守る孤独な男――二人だけの冬の旅が始まる
父王と兄の王太子を殺され、凍てつく敵国「イレルダ」へと連れ去られた亡国の王女。
父と兄の仇、冷徹非情な「蒼の王」との結婚の議は「雪解けの日」と決まる。
王女は「蒼の王」のものになることが耐えられず、生死不明の愛しい許婚を求め、ついに氷国の城を逃げ出した。
恋しい母国、春の国《サリトリア》。
そこで生きていてくれるはずの許婚のもとへと、氷の国を必死に進むが、春の国の王女は、雪と氷にまかれ力尽きようとしていた――
その時、ある男が、雪に埋もれた王女を見つける。
「王の森を護る男」として生きてきた孤独な門番《ガルディーン》が、春の国の王女を故国「サリトリア」まで、ひたすらに護り抜く。
名を持たぬ門番は、春の国を追われた姫への激しい恋心を隠して旅を続ける。
春の国の娘が選ぶのは、愛しい許
父と兄の仇、冷徹非情な「蒼の王」との結婚の議は「雪解けの日」と決まる。
王女は「蒼の王」のものになることが耐えられず、生死不明の愛しい許婚を求め、ついに氷国の城を逃げ出した。
恋しい母国、春の国《サリトリア》。
そこで生きていてくれるはずの許婚のもとへと、氷の国を必死に進むが、春の国の王女は、雪と氷にまかれ力尽きようとしていた――
その時、ある男が、雪に埋もれた王女を見つける。
「王の森を護る男」として生きてきた孤独な門番《ガルディーン》が、春の国の王女を故国「サリトリア」まで、ひたすらに護り抜く。
名を持たぬ門番は、春の国を追われた姫への激しい恋心を隠して旅を続ける。
春の国の娘が選ぶのは、愛しい許
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