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今回の三題噺のお題は「金属バット」「クリスマス」「パソコン」でした。

本作品は友人間で行っていた三題噺企画の第二回目にあたります。

例によって、当時を思い出しながら、どういうことを考えて作品を執筆したかを記していこうと思います。


友人間でお題を出し合うのですが、私は確か「クリスマス」を出した記憶があります。その当時がクリスマスに近かった、とかそういう理由でした。


今回のお題は割とサクッと構想練れたと思います。いつもなら構想を練るのにかなりの時間を要するのですが、一時間くらいで練れた気がします。


「金属バット」で「パソコン」を壊そう。誰が壊すのかな。そういえば「クリスマス」ってお題があるんだから、バットを子どもにプレゼントして、子どもにぶっ壊してもらおう。となると、パソコンは誰のパソコンで、誰かにとってそのパソコンはどういう位置づけなのだろう。…みたいに練っていきました。


そうして以下の大まかなコンセプトに整理しました。

・仕事で疲弊する父のパソコンを、息子がバットで壊して仕事から解放

・父→息子:「バット」をクリスマスプレゼント

・息子→父:「仕事から解放」をクリスマスプレゼント


物語としては単純ですが、ダブルミーニングの作品へと昇華させました。息子から父へのクリスマスプレゼントまで、しっかり構想を練れたのは個人的には満足しています。単純に息子がバットで父の大事なパソコンを壊して怒られる、みたいな着地点もありえたわけなので(ただそれだとオチが弱いですけど)。


なのでタイトルは「クリスマスプレゼント」と味気ない感じもありますが、物語を読み終わった後で「二つの意味を持っていたのか」みたいに感じていただけると、私のなかでは満足です。


久々に三年前の作品を読み直してみてやはり読みづらさはあったので、少しだけリライトしました。


以上、自作に対するコメントでした。


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【短編】クリスマスプレゼント お茶の間ぽんこ @gatan

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