深い藍に染まる絆

空に浮かぶ大地がある世界。物語はその中の一つ、日本領空上の天空都市「彩雲」から始まりを告げる。
そこには、天空都市から地上へと「帰れなくなった」人たちを運ぶ二人組の運び屋がいるのだ。
タイクウとヒダカという彼らは、その身一つで依頼人を地上へと送り届ける。

なぜ、ヘリでも飛行機でもないのか。
そもそも地上に帰れなくなったのはどうしてか。

理由は簡単で、人が空に進出することを阻むように現れた機械を食べる異形――天空鬼のせいである。
戦闘機すら歯が立たないその化物に対抗するため、彼らはあえて生身で大空へとダイブする。
超高高度から挑む空の描写や天空鬼との戦闘は圧巻で、迫力満点! また、空から見た地上の美しさが素敵で、思わずスカイダイビングに行ってみたくなります(でも同時に、大地に足がついてる生活って素晴らしいなーとも思っちゃいます)。

作品タイトルの通りにもなっている、ことあるごとに後悔してしまう心優しい性格のタイクウ。獰猛だが根は面倒見の良いヒダカ。
「後悔」を軸にして二人が織りなすバディアクションを、ぜひ秋晴れの青い空と共に読んでみてはいかがでしょうか。

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