アメリカならば足長おじさん、昭和の日本ならば胴長おじさん?!

作者であるTeturo 様が、過去のメモから書き起こしたエッセイです。

高校生の「僕」がアルバイト先に選んだのは、下町の喫茶店。ですがこの喫茶店、経営者はヤのつく自由業上がりに見える強面、マスターはレスラーばりのマッチョと中々に癖が強いメンバー揃い。
当然のように常連さんも個性的なのですが、その中に「崎山さん」という賑やかな男性がおり、このお話は彼を中心に展開されていきます。
マスターや店長はもちろん、野次を飛ばす他の常連客様も皆さんキャラが立っており、軽妙な語り口と相まって楽しんでスルスルと読めました。
昭和の下町がすぐそこにあるような、臨場感も特徴的。古き良き昭和の雰囲気が好きな方には、ぜひ読んで頂きたい一作です。