物語が進むたびに登場人物の立場や事件の意味が反転していく構成です。その時点では真実だと思っていたことが、のちの展開によって別の意味に変わっていくため先がとても気になりました。特に印象的だったのは、柚、梨沙子、時生の三人の関係です。詳しくは語りませんが、自由を得るためなら加害者にもなっていく。そのため、単純な勧善懲悪ではなく救済と狂気が隣り合った物語になっています。読み終わった後も、三人は本当に自由になれたのか考えさせられる作品でした。
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