概要
歴史の定説は往々にして覆る。旧説を無かった事にしない、只のロマンの物語
歴史の定説は往々にして覆る。だが、旧説を無かった事にはしたくない――。これは、そんな歴史の隙間を埋める、只のロマンの物語。▽かつて北条早雲の正体と信じられた「伊勢新九郎長氏」と、最新の定説とされる「伊勢新九郎盛時」。もしも、この【二人の新九郎】が従兄弟同士として共に存在していたら?▽いずれは恋仲である盛時の姉を妻に迎えるはずだった長氏だが、任務中の襲撃により豪雨の濁流へと呑まれてしまう。命は助かったものの、彼が失ったのは「己のすべての記憶」だった。▽長氏が戻らぬ人となったことで、本来の婚約は幻となり、盛時の姉は今川義忠へと嫁ぐことに――そうして歴史は、私たちの知る「正規の形」へと収束を始める。▽そんな大きな運命の歯車が回り出すなか、すべてを忘れた男は、水浴びの最中に出会った一人の少女を救う為
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