誰に向けるか

この話はもっと素晴らしくできます。

端的にはここです。

「何なのコレ?」

「ただ少しお酒が好きだっただけじゃない?。楽しく呑んでただけじゃない?」

「命を奪うだけの事を母が何かした?」

「ひどい、ひどすぎるよ。」

ここはセリフだけの表現に留めるにはもったいないです。どこかで、1人で虚空に向かって言葉を発する主人公の姿はめっちゃ深く刺さります。全体的にセリフのみで進むシーンが多くて他にももったいないかもと感じました。

でも私の言う素晴らしさってきっと私みたいな小説好きぶってる嫌な奴の意見で、この物語の主人公と同じ世代の人にはこの形の方が読み易く伝わり易いのだとすごい感じました。

なのでこの物語はこの形で良いのだと思いました。嫌なこと言っている私ももちろん楽しめましたし、伝わるべき読者に対して向き合ったよい物語です。おすすめです。