今企画してて40作くらい読みました。私がレビューをした物語はこちらで4作目です。大変失礼かとは思うのですがこちらも手放しで素晴らしいというわけではなく、すごくもったいなく感じました。
カクヨムには素朴な物語が本当に多いです。ありふれた素材そのままの物語が本当に多いんです。よく「味付け忘れてる…?」って思ってしまいます。
ですがこちらはまず良い素材だと感じましたし、下ごしらえもばっちりです。肉の重さに対して4%の塩を計量してもみ込んであるし、筋や余計な油はとってるし、熱湯に通して酸化した表面の臭みもとって焼いてます。
駅の忘れ物という日常の素材からアイデアを膨らませ丁寧に仕上げています。ただ物語になっているか?ユニークに調理されているか?と聞かれるとそう言い切れないかなと感じました。ホラーだから報告書という冷たい距離感を選択されたことは理解できるのですが、その上でも私はもったいなく感じました。
これは良いアイデアでもっと良い方法があったのかなと思います。このアイデア、設定は他の人が持たない良さです。完結した報告書ではなく人物や会話や出来事を通して物語にしたら確実にもっとよくなります。そうしたらきっとお一人4000円とれるメニューになります。
おすすめです。