ボーイミーツガールで始まる吸血鬼の物語

普通の女子高生の前に、ある日物静かな転校生がやってくる。しかしこの転校生、何やら秘密があるようで……?
吸血鬼が主軸の現代バトルファンタジーだが、独自の設定も光る本作。そして敵となる吸血鬼たちも、そして味方も、どちらのキャラクターにも魅力がぎゅっと詰まっている。

現代と過去、今起きていること、過去にあったこと。彼らの過去を越えた上での最終決戦。
過去があるから、今がある。ある意味で過去を取り戻そうとするものから、現在を守ろうとする戦いであったのか。あるいは、過去を守ろうとするものから、現在を取り戻そうとしたのか。

日常のシーンも、秀逸です。学園の日常、過去の日常、そういうものがあるからこそ、より一層彼らは魅力的なのかもしれません。
そんな彼らを、見届けてみませんか。ぜひご一読ください。

その他のおすすめレビュー

千崎 翔鶴さんの他のおすすめレビュー970