一度死んだはずの勇者は星城ユノとして転生し、現代日本での生活を謳歌していました。大人気声優として活躍する彼女の悩みは、かつての宿敵だった魔王の存在。ユノと同じく転生していた魔王は、一色善太というごく普通の居酒屋店員――ではなく、声優ユノの強火ヲタだったのです。
実年齢十八歳なんて詐欺ではと思わせるほど、スマートすぎる善太の振る舞い。大人びた様子に、ユノがからかわれていると感じてしまうのも無理はありません。
完璧なボクっ娘美少女が新社会人に振り回される図を想像し、ごはんが進むのは私だけではないはずです!
本編「拙者と推しと、ラブソング。」は、推しとファンのラブコメの中でももどかしさや推しにかける思いの熱量がダントツの作品でした。スピンオフである本作も、壮大なファンタジー要素に感情をかき乱されつつも、コミカルで楽しい現代純愛ラブストーリーになっております。
スピンオフから入っても良いのですが、膨大な尊さと情報量で息が詰まるかと思いますので本編を先に読まれることをおすすめします!
本編履修済だけど期間が開いたから復習するべきかと、不安に思われた方もおられるでしょう。2期1話で1期の内容を綺麗に振り返りしてもらえたような安心感を1話目で得ることができるので、本編のときと同じ熱量での応援が可能です!
本編で登場したキャラに脳内で「待っていました!」「推しが尊い」と書かれたうちわあるいはペンライトを振りながら、拙ラブの世界を楽しみましょう!
「拙者と推しとラブソング」のスピンオフ作品である本作は、ヴィランとして登場した元勇者・ユノと元魔王・善太にフォーカスした作品です。
アイドル声優であるユノを前世では敵だった善太が激推ししているという一見奇妙なシチュエーションの二人、冒頭から距離感がじれったい。(褒めてます)
そんな二人がなんとラスベガスでカジノデートで楽しい時間を過ごすのですが、その後なんやかんやあって二人の前世(より更に昔)の話が展開されます。これが……切ない……!
勇者の魂に秘められた真実、魔王が魔王となった理由。これはただのラブコメじゃない、悲運に翻弄された二人がそれでも前を向き、最後に背中を預け合う、かっこいい恋愛ファンタジーです。
もちろん「拙ラブ」の絶妙なコメディ要素は健在!笑って泣けてキュンとなれる作品です!
こちらは、「拙者と推しと、ラブソング。」のスピンオフの物語で、本編で出てきた男女が繰り広げるラブコメ作品となっています。
ぜひ本編からお読みいただきたいのですが、今作の主人公は小悪魔的アイドル声優のユノと、そのユノを推し続ける善太です。
その二人には本編で明かされた壮大な事実があるのですが、それが今作では見事に絡み合い、二人の新たな真実がまた記されています。
二人の繊細な心の動きも描かれ、ユノも善太もそれぞれに奮闘し、自分を見つめながら、時には何かを手離したりしながら次のステージへ進んでいく姿にとてもカッコ良さを感じました。
そのドラマに涙したり笑ったりしながら、最後に明かされる題名の意味に、感激!
さすがこの二人だ!!とスカッとした気分が味わえるのも今作の魅力です。
甘さだけではない二人のやり取りに、潔さと清々しささえ味わえるカッコイイ!ラブコメ作品でした。
おすすめです!ぜひ本編からお読みください!!
ユノちゃんカワイイ(挨拶)
クロスハート。
ハートがクロスすることである。
(↑説明下手なの?)
では、なにによってクロスハートが起こるのか。
歌である。
皆様ご存知のように、歌には不思議な力が宿っている。
いや、なにも本作がファンタジーであるからではなく、我々の世界でも歌に強力な力が込められていることは周知の事実だろう。
あるときは誰かを励まし、またあるときは己の気持ちを伝える手段にもなる。
主人公星城ユノは、声優だ。
そして、仕事の一環で歌を歌う。
しかし、彼女には仕事以上に切っても切れない因縁が、歌との間には存在している。
それは近くて遠い前世の記憶。
いったい彼女になにがあったのか。
それは実際に読んで確かめてもらうしかない。
とにかく私が伝えたいのは、歌がこのお話のテーマになっていることだ。
辛いときも苦しいときも、楽しいときも嬉しいときも、人は歌を歌う。
それは主人公ユノも例外ではない。
物語の随所で、彼女は歌を歌う。
だが、込められた感情はそのときどきで異なる。
そこに、このお話の良さがあるのではないかと私は思う。
歌を聴いて、そこから登場人物の心情を読み取る。
なかなか普通の小説では体験できることではないのではなかろうか。
あなたも心揺さぶられる歌を聴いてみませんか?
「推し」とかつては因縁の相手でもある青年と、どうなっちゃうの!? と読者を揺さぶるラブ・ストーリー。
それはもう主人公のユノちゃんが、始終ドキドキしっぱなしになるくらい、気持ちをかき乱されてしまうから。でもその理由なんて、一つしかありませんよね?
描き出されるファンタジーの世界観は魅力的で、息を呑んで見守ってしまうし、ユノちゃんの必死な気持ちには同調してしまうし、次の話が待ち遠しくてたまらない、そんな物語です。
他の方のレビューでもう十分にお分かりと思うのですが、すごく素敵なスピンオフです。
本作だけでもとても素晴らしいのです。が、是非是非本編からお楽しみいただきたいですので、どうぞ「拙ラブ」にも!
本作は、本編ではサブキャラだった「星城ユノ」と「一色善太」の2人が主人公です。本編では語りきれなかった2人の過去や因縁、そしてこれからが明らかになるスピンオフとなっています。
くっつきそうでくっついてないじれもだ、これが既に最高ですよね? 異論は認める、いや、やっぱ認めない。いずれにせよ、威勢のいいボクっ子女子と表情筋が仕事してないクール系男子の組み合わせ、約束されすぎてる。
そんな2人が日本の居酒屋さんからラスベガスから過去の異世界まで駆け巡ります。ラスベガスでの、善太の文字どおりの大博打は必読。私はドキドキしすぎて息をするのを忘れており、うっかり窒息死するところでした。
ラブコメとして既に最高な本作ですが、しかしながらそれだけでは終わらないのが文遠ぶんさんの作品の凄いところです。
「もし愛した理由が、目の前の人ではない、別のところにあったのだとしたら? それがわかった時、あなたはどうする?」
そのあまりに重い問いかけを2人がどう乗り越えるのか、ぜひご自身で確かめてみてください。
星城ユノ——大人気声優にして、元勇者。
一色善太——居酒屋の息子にして、元魔王。
前世からの因縁を引き継ぐ二人の、今世での関係は、「推し」と「強火ファン」。
事あるごとに熱烈に激推ししてくる善太をのらりくらり(?)とかわしてきたユノでしたが、このところ心境に変化が……?
舞台は日本からラスベガスに飛び、拮抗していたラブバトルも加速しちゃう?!
本作は『拙者と推しと、ラブソング。』のスピンオフです。
こちら単体でも楽しめますが、ぜひ本編から入っていただきたい。
なぜならこの二人の関係性は、本編のあれこれを見てからの方が断然萌えるからです。
物語前半のカジノのシーンは、煌びやかな空気感を肌で感じるほど。ビッグマネーが動くスリルとちょっと大人っぽい恋のドキドキで、全私がロイヤルストレートフラッシュを食らいました。
そして何といっても中盤以降、二人の因縁にまつわる重大な過去が明らかになっていきます。
生を越えて、時空を越えて、そして今。
何度も交わる運命と、それぞれが乗り越えるべきもの。
また一つ大きな戦いが終わる時、二人の目に互いの姿はどう映るのか?!
もう最初から最後まで見どころしかありませんでした。
ユノも善太も有能で頭の回転が速く、実力と度胸があるため、やりとりに大変な張りがあります。
本編に引き続き「歌」が鍵となるのですが、歌唱シーンの臨場感とムードが本当に素晴らしい。
お馴染みのメンバーに加えて、ユノの素敵なマネージャーさんや珍妙な日本語を操るアメリカのプロデューサーなど、個性派キャラも新登場。特にマネージャーさんは私の新たな推しになりましたので、みなさんよろしくお願いします。
作者さまの近況ノートも覗いたら、更にワクワクできるかも?! イラストや漫画もたっぷりあって、全方位隙なく楽しめます。
さあみなさんも!
本編読んだ方は今すぐこのスピンオフを!
本編未読の方は本編から!
ぜひぜひ読んでください!!全力でおすすめします!!!!
カクヨムコン10にて、たくさんの人に笑いと感動、そしてデカい筋肉萌えを植え付けた純愛ラブストーリー、
『拙者と推しと、ラブソング。』
https://kakuyomu.jp/works/16818093089333102153
のスピンオフでございます。単体でも読める仕様になっているようですが、いやもう読んで来い、本編!後悔はさせない!彼の胸筋に飛び込め!と声を大にして叫ばせてください。読み終わる頃にはきっとござる口調になっているはず!さぁ、あなたの最推しは誰?!
というのは置いときまして。
(私の最推しはガルシ殿です)
普通オタの強火がガスコンロの強だとしてですよ。
じゃあこの『強火ヲタ系居酒屋店員(元魔王)※あらすじより抜粋』の強火がどんなもんなのかって話。あれですよ、あれ。トルクメニスタンにある『地獄の門』。あの、なんか絶えず燃えてる穴のやつですよ。あれってどうやら、有毒ガスが噴出したので、とりあえず火をつけて燃え尽きるのを待つか、って思ったら予想外に燃え尽きねぇんだけどっていうやつらしいですね。
いやもうマジで、全然燃え尽きる気配がない。
この強火オタ系居酒屋店員(元魔王)の推しへの愛がぜーんぜん燃え尽きる気配がないのです。
だってもう、それも納得ですよ。気付きました?この燦然と輝く『(元魔王)』の文字!何ならトルクメニスタンの地獄の門すらぬるいレベルですよ。あんなの魔界のガスコンロの可能性あるから。やっぱりガスコンロの『強』ってこと!?そういうこと?!
一旦ガスコンロから離れましょうか。
さて、そんなガスコンロ強の元魔王様現居酒屋店員・善太君です(ガスコンロから離れると言ったな?あれは嘘だ)。そんな彼の推しは『最強ボクっ娘アイドル声優(元勇者)の星城ユノちゃん。ええ、お気づきになられたでしょう。『(元勇者)』です。
やはり元魔王が惹かれるのは元勇者!
……えっ?
そうなの?
そういうものなの?!
大抵、勇者と魔王って因縁の相手っていうか、何ならお互いに「殺します」くらいの気持ちを抱いてるやつなのでは?!
そう思うじゃないですか。私だって基本的にはそう思っていますとも。でもわからない。日本人の感性を舐めてはいけません。ちょっと探せばきっと、ドラクエⅣの勇者×デスピサロあたりの薄い本なんてゴロゴロ出てくるはずです。もちろんこの場合の勇者は男ですし、デスピサロは最終形態のやつです。日本人は雑食です。舐めないでいただきたい。
そうじゃなくて。
そういう話のやつじゃなくて。
二人が勇者と魔王だったのはもう昔の話。よく見て、『元』ってついてるから。いまとなっては元魔王の善太君は最推しの『ユノっち』を推して推して推しまくるトルクメニスタン級の強火オタ。そして、『ユノっち』ことユノちゃんも善太君のことを憎からず思っているようで――?!
魔王だの勇者だの、という部分を一旦置いておくとですね、まぁ、『ひょんなことから最推しと交流することになった強火ヲタのドキドキラブきゅんストーリー』といった感じになるわけですが、やはり一旦置いておけない『魔王と勇者』の部分!もうスパイスどころじゃありません!『ひょんなこと』の部分が濃すぎる!しかしこの要素なくしてこの二人は語れませんて!
しかも舞台はベガス!
デカい!スケールがもうイチイチでっかい!!
デカいは最高!
そうそう、デカいで思い出しましたけど、デカい筋肉でお馴染みの心優しきござる魔族・ガルシ殿も出て来ます!スピンオフの何が楽しいって、本編のキャラが出てくるところですよね。終盤、コメント欄の乙女(生物学的な意味だけではなく)達が一斉に悲鳴を上げる回も必見です!
そう、こちらの作品、コメント欄も大変賑やかで楽しいです。やはり楽しい作品のコメント欄は元気が良い!ユノっちのジャーマネさん回でもコメント欄が揺れるほどの盛り上がりをみせましたから。ご新規さんも気兼ねなく、10年来の友人くらいの気持ちでコメントしてみてください。毎週BBQしてるくらいの距離感の返信が来ること請け合いです。
それからこちらの作品ですね、絵も達者であらせられるハイパーつよつよ作者様のホスピタリティが天元突破しておりますので、なんと近況ノートに挿絵まであるという神仕様になっております!おいこんなもう読むしかねぇやつだぞ!
ボクっ娘勇者×災害級強火オタ魔王の恋の行方をその目に焼き付けろ!