大人の知らないところで子どもだけのセカイがあって。そこには優しい、誰も傷つけない為の嘘があって。もう二度と会うことのない、出会ったことすら言えない存在。それを神様、ひもろぎと喩えているこのタイトルのセンス。悲しくも素敵な作品です。
田舎のじっとりした因習が齎した、物悲しさが漂う物語。どちらも大切だと思うからこそ、交わした約束と吐いた嘘。物語の幕引きも余韻を残し、とてもよかったです。
個人的な感想になりますが、私は母親に一度も会った事がないのですが、すこし心に沁みてしまいました。子どもの目線でも、実母の目線でも、共感が強く、うるっとしました。
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