概要
次は上手く殺る。
ブルーメンブラット辺境伯の私生児・プリマヴィーラ。正妻の異母姉妹・フェアリッテを毒殺しようとした罪で死刑となったはずが、気づくと、フェアリッテと出会った日にまで時を遡っていた。「一周目」ではフェアリッテの殺害を成し遂げられなかったが、「二周目」こそはと謀略を巡らせ、その本心を微笑みの下に隠すのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!唯一無二の悪役令嬢。不器用すぎて、愛おしい
流行りの悪役令嬢だなと思ってスルーしたら、確実に後悔します。
プリマヴィーラは主人公でありながらも周囲には嫌われ、誤解され、藻掻いてます。その過程がとても人間的で、泥臭くて、都合よく進まないからこそ、彼女が少しずつ変わっていく姿に強く惹きつけられました。
フェアリッテとの関係性が生む光の対比も美しくて、読後には不思議と温度が残ります。特に夏休み前のフェアリッテとヴィーラの会話は、言葉一つひとつが深く刺さりました。
そして、私は鏡も絵さんの言葉選びが本当に大好きです。感情を派手に語らなくても痛みや迷いが伝わってきて、読み手の感情が一番崩れるところに正確に言葉を置いてきます。
この唯一無二の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!再生の毒、微笑みの刃
死刑を迎えた少女プリマヴィーラが過去へと遡り、今度こそ計画的に異母姉フェアリッテを亡き者にしようとする復讐劇。彼女は冷静に立ち回りながらも、思わぬ運命の変化に翻弄されていきます。
プリマヴィーラには感情と理性を使い分ける複雑さがあり、彼女の策略や内面の葛藤が物語に魅力を与えます。一方のフェアリッテは純粋無垢でありながら、その存在自体が皮肉な残酷さを持ち合わせています。周囲のキャラクターたちも物語に奥行きを与え、緊張感を生み出します。
繊細な心理描写と、緻密に計算されたストーリー展開。プリマヴィーラの計画が成功するのか、それとも運命に裏切られるのか、この先も目が離せません。単純な悪役…続きを読む