周りに流されて、押しつぶされないように、前世の経験や知識を総動員して、抵抗するところが、ストレスフルです。自分の求めるのは愛情ある人生だと見定めてブレないヒロインがステキです。でも、ヒロインに嫉妬して乱入する女性達も逞しくって良いなと思います。心が喜ぶ作品でした。

唯一の悪い点、まぁ敢えて言えばですが……それは山場が無いこと
あと全部良い点なんですが、山場が無いことによって、それを強調するための谷、いわゆる鬱展開が有りません。なので読んでいてもイラっとすることも無く、ずっとにこにこと幸せを感じながら最後まで読むことができます。
ドキドキハラハラしながら山あり谷ありの紆余曲折、最後にドヤァ！を楽しみたい方にはお薦めしませんが、ほんのりと幸せを嚙み締めたいアナタにはお薦めです。是非ご一読を

まるねこさんは常に色んな観点から小説を書かれています。
サスペンス、ラブロマンス
次は何に挑戦するか楽しみにしています。
頑張って下さい。

結婚式最中、夫となるべく花婿の不貞を式前に知らされ傷心を抱えたまま式に臨むも前途を悲観し自害を遂げるも、某幼き令嬢に転生。転生したヒロインは転生前の記憶と持ち合わせた貴重な光魔法が使える事を認識し、家族に他人の魔力暴発の煽りで意識不明から覚めたら自分に前世の記憶と光魔法が使える旨を話し、光魔法が操れる魔術師が前世の自分以降現れていない現状から重宝がられ、王宮魔導士の助手や医術師の元で患者に治癒魔法を施す職に就き、王宮魔導士に見初められ、自身も彼に懸想していたから結婚をするに至る。また、前世で婚約者の裏切りの原因となった不貞で成した子が婚約者の子では無い事実を暴く、所謂、ざまぁ、の展開に感動しました。