概要
伝承を継ぐ者たちが、伝承を超えていく物語
王子なのに、王位継承権がない。
第一王子ウィンクリア・ルナーエは、生まれながらの『いらない王子』だった。
体内に宝石を宿した者だけが魔法を使える世界。
最上位の宝石を、女王が代々守り継いできた国ルナーエ。
この国で男性王族は、古い慣習により『厄災の元』と忌み嫌われている。
それでも彼には、信頼できる護衛騎士がいた。双子の妹がいた。愛してくれる両親がいた。
一夜が、その全てを壊すまでは。
同盟国の裏切り。着せられた濡れ衣。
逃亡者となった十四歳の王子が辿り着いた先は、国中に悪名を轟かせる賊の一団だった。
囚われた妹を、奪われた国を取り戻すために戦う。
宝石と魔法、喪失と絆が交錯する戦記ファンタジー。
第一王子ウィンクリア・ルナーエは、生まれながらの『いらない王子』だった。
体内に宝石を宿した者だけが魔法を使える世界。
最上位の宝石を、女王が代々守り継いできた国ルナーエ。
この国で男性王族は、古い慣習により『厄災の元』と忌み嫌われている。
それでも彼には、信頼できる護衛騎士がいた。双子の妹がいた。愛してくれる両親がいた。
一夜が、その全てを壊すまでは。
同盟国の裏切り。着せられた濡れ衣。
逃亡者となった十四歳の王子が辿り着いた先は、国中に悪名を轟かせる賊の一団だった。
囚われた妹を、奪われた国を取り戻すために戦う。
宝石と魔法、喪失と絆が交錯する戦記ファンタジー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!美しくも残酷な世界。優しき王子の視点で描かれる叙情的なファンタジー
優しい王子の視点で、淡々と描かれる文体。それは、どこか自信がない様子。
それは、この国では男子に王位継承権はなく、常に疎まれていた存在だから。
現代におけるジェンダーの問題を表現しているのだろうか。
また、パワーバランスを保ち、しかし争いの原因にもなってしまう協力な『原石』の存在は核のようにも思える。
王子はそんな差別的かつ、やや不穏な世界でも、優しい家族、そして精神的支えにもなってくれる護衛に恵まれていた。
しかし、世界は王子に残酷な牙を向ける。
それでも王子視点で描かれる文体の優しさは少しも欠けることはない。不安や葛藤を抱えながらも叙情的で美しい……。
独…続きを読む