このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(106文字)
放課後、子供達が自転車で鬼ごっこをする。小さな島の、島中がその舞台。短文で重ねられた智也の動き、つぎつぎに現れる島の情景。テンポよく、思わず読んでいるこちらまで息が上がりそうなリアリティ。そして、爽快感。今でもこんなに素晴らしい放課後を過ごす子供達がいるのかな。とても素敵なお話、そして文章も読ませます。是非この体験をどうぞ!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(240文字)
どこか懐かしい島の風景の中で繰り広げられる、子供たちの壮大な鬼ごっこに引き込まれました。夕暮れの丘での少し甘酸っぱいやり取りから、一転して無邪気なラストへと繋がる展開が見事で、胸がギュッとなるような深いノスタルジーを感じる素晴らしい物語でした。
読みやすかった!
特に冒頭の走り出すまでの描写は、自転車への愛が溢れています。自転車といえば、子供にとって重要アイテム。島での郷愁と幼馴染との関わり。視覚でダイレクトに感じられるような描写が見事です。勉強になります。
もう時も立ち忘れていた鬼ごっこのハラハラやドキドキ感、読むごとにフラッシュバックしてくる感覚に襲われます。「これ本当に自転車だけの描写?」と思えるほど自転車の表現も豊富に書かれています。
この作品を読んでいると、小さい時の自分が思い出せます。昔の自分もこんな風に毎日遊んでいたなぁって。今でこそ時間が取れず、友人達と会う機会もあまり無いので少し寂しさも感じます。幼かったからこその考えや行動というものをさらに深く知ることが出来ました。また鬼ごっこなどをして童心に戻ってみるのも悪くないですね。そう思いました。
小学生の日常が主題となっている小説は、個人的には珍しく新鮮でした。冷静な口調でつづられる青春真っ盛りな日々。淡く、ゆったりとした平和な世界が描かれていて、とても懐かしい気分になる。あのニワトリってチャボって言うんですね、勉強になりました(笑)
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