概要
フランスのヴァロワ王朝末期。カトリック派とプロテスタント派が、激しい宗教戦争を繰り広げていた16世紀こそ、フランスの大地が赤く血塗られた時代だった。
プロテスタント派の貴族の子マクシミリアン(後のシュリー公)は、恩義あるナヴァール女王ジャンヌの遺言に従ってジャンヌの息子アンリ(後のブルボン王朝・初代国王アンリ四世)に仕え、プロテスタント軍に加わることを決意する。そして、アンリの妹カトリーンに恋い焦がれ、彼女を妻にするために大貴族に出世するという野望を密かに抱いた。
しかし、そんな時、フランス・ヴァロワ王家とカトリック派が結託し、聖バルテルミーの虐殺を起こす。大量のプロテスタントが惨殺されていき、その虐殺の魔の手はマクシミリアンにも迫りつつあった……。
こ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!新旧宗教戦争。驚異的に読みやすい16世紀フランス歴史小説。
16世紀フランス、カトリックとプロテスタントの内戦のさなか。
大虐殺を目にした少年王は、寛容な王になろうと決意し。
王に仕える少年は、生き残るため、苛烈な男になろうと決意する。
ジャンヌ・ダルクが活躍した英仏百年戦争(15世紀)と。
『ベルサイユのばら』のフランス革命(18世紀)だけ知っていて。
(『ベルばら』はブルボン朝で、ジャンヌ・バロアって女性がいましたね)
それ以外のフランス史はサッパリな人間です。
「聖バルテルミーの虐殺」も三アンリも初めて知りました。
本作の直後の時代である『三銃士』も、よくわかりません。
……という私でも。
連載中に、ちょっと遅れて読んでいたのですが、スルス…続きを読む - ★★★ Excellent!!!本格的歴史小説でありながら読みやすく、それでいて読み応えのある大傑作!
構成、ストーリーから人物描写、伏線の張り方。どれも素晴らしい!
舞台は16世紀フランス。カトリック対プロテスタントの宗教戦争のまっただ中。その動乱の中を生き抜いていく二人の主人公を描いています。
歴史小説はなぁ……と嫌気することなかれ。物語としても傑作です。児童小説も書かれているからか、わかりやすく面白いです!
アンリ、アンリ、アンリと同じ名前がたくさん出てくるので、頭がこんがらがるんじゃないかな、と読む前まで思っていましたが、これまた作者の素晴らしい筆力でカバーされ、全く問題なく読みすすめられました。
ぜひ読んでみてください!! - ★★★ Excellent!!!16世紀のフランスで、宗教戦争の動乱を駆け抜けた英雄二人の物語!
16世紀のフランス史実に基づいて描かれた本格歴史小説です。
当時、カルヴァン主義の浸透から、プロテスタント(ユグノー)とカトリックの対立は王侯貴族にまで波及し、ついに情勢は武力衝突にまで発展していくわけですが、そういったいわゆる「宗教戦争」の時代が舞台の物語になっています。
この時代を代表する偉人としては、やはりブルボン朝の開祖であるナヴァール王アンリ(アンリ四世)が人気も高く有名ですが、この作品ではその腹心の部下であるシュリー公マクシミリアンも大きく取り上げられており、両者がダブル主人公としてストーリーを牽引していくのが特徴でしょうか。
個人的にフランス史は、高校生だった頃に受験科目と…続きを読む