概要
道を訊いただけで、竜が伏せ、神話が歩き出す。
騎士団でも止められない赤竜を、道に迷った青年が伏せさせた。
気にしていたのは、竜の強さより、足もとの橋を壊さないことだった。
月が二つ浮かぶ異世界へ迷い込んだ、元嬰期の修士・沈硯。
故郷へ帰る道を探す彼にとって、空飛ぶ剣も、魔法の仕組みをほどくことも、ごく当たり前の技だった。
けれど、この世界では違う。
折れた剣を直せば騎士が驚き、学院で手を貸せば賢者の噂が広がる。
本人はそのころ、次の町で食べるものと、今夜の寝床を探している。
旅の仲間は、財布の紐を握る見習い魔法使いリアと、口は悪いが面倒見のいい赤竜ヴィザール。
竜に乗っても、宿代までは浮かばない。
剣を抜けば常識が変わる。食卓を囲めば、いつもの三人。
静かな無双と温かな日常を楽しむ、修仙者の異世界旅行譚。
気にしていたのは、竜の強さより、足もとの橋を壊さないことだった。
月が二つ浮かぶ異世界へ迷い込んだ、元嬰期の修士・沈硯。
故郷へ帰る道を探す彼にとって、空飛ぶ剣も、魔法の仕組みをほどくことも、ごく当たり前の技だった。
けれど、この世界では違う。
折れた剣を直せば騎士が驚き、学院で手を貸せば賢者の噂が広がる。
本人はそのころ、次の町で食べるものと、今夜の寝床を探している。
旅の仲間は、財布の紐を握る見習い魔法使いリアと、口は悪いが面倒見のいい赤竜ヴィザール。
竜に乗っても、宿代までは浮かばない。
剣を抜けば常識が変わる。食卓を囲めば、いつもの三人。
静かな無双と温かな日常を楽しむ、修仙者の異世界旅行譚。