概要
触れればわかる。そこに刻まれた過去と、本当の価値が。
仲間を助けたら、パーティーを追放された。
撤退の号令に背いて引き返したのだから、文句は言えない。俺にできるのは、触れた物に残された過去の残響を読むことだけだ。
迷宮の捨て場で拾った品を商会に持ち込んでも、「証明できない価値には値をつけられない」と買い叩かれる。だったら自分で店を開いて、自分で値をつけてやる。
そうして旧市街に開いたのが、拾い物屋だ。
ところが、看板を掛けた翌朝から店がおかしい。
借りを返すまで帰らないという元騎士のルーナ。俺の異能を調べたいから二階に住みたいという魔術師ゲルダ。封じるはずの遺物を抱えて通ってくる神官エイル。頼んでもいないのに裏口の合鍵を五本も作ってくる技師フリスト。
住み込みは断った。断ったはずなのに、今朝も四人とも店にいる。
迷宮のガラクタを拾
撤退の号令に背いて引き返したのだから、文句は言えない。俺にできるのは、触れた物に残された過去の残響を読むことだけだ。
迷宮の捨て場で拾った品を商会に持ち込んでも、「証明できない価値には値をつけられない」と買い叩かれる。だったら自分で店を開いて、自分で値をつけてやる。
そうして旧市街に開いたのが、拾い物屋だ。
ところが、看板を掛けた翌朝から店がおかしい。
借りを返すまで帰らないという元騎士のルーナ。俺の異能を調べたいから二階に住みたいという魔術師ゲルダ。封じるはずの遺物を抱えて通ってくる神官エイル。頼んでもいないのに裏口の合鍵を五本も作ってくる技師フリスト。
住み込みは断った。断ったはずなのに、今朝も四人とも店にいる。
迷宮のガラクタを拾
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