概要
死にたい少女と死なせない幽霊が紡ぐ鎮魂歌――
――もういいや、死んじゃおう。
そう思って走り出した放課後、辿り着いたのは『カラオケ 銘菓』という、奇妙な名前のカラオケ店だった。
自分に自信がなく、他人の顔色ばかり窺って生きてきた女子高生、汐路澪(しおじ みお)。
学校にも家庭にも居場所を見つけられず、幼少期に聴いた、曲名も分からない音楽だけが、彼女を延命させる術だった。
そんな彼女が迷い込んだのは、霊界と繋がるという不思議なカラオケ店の4番ルーム。
そこで出会ったのは、夕凪黎と名乗る、少し意地悪で、どこか掴みどころのない青年だった。
「俺、人間じゃないんだ。夕凪黎。
……凪をとったら?」
彼は、誰にも思い出されなくなり、消えかけた幽霊たちを音楽で救う『鎮魂歌師』だという。
忘れられたら、魂は消滅する。
だから、誰かに思い
そう思って走り出した放課後、辿り着いたのは『カラオケ 銘菓』という、奇妙な名前のカラオケ店だった。
自分に自信がなく、他人の顔色ばかり窺って生きてきた女子高生、汐路澪(しおじ みお)。
学校にも家庭にも居場所を見つけられず、幼少期に聴いた、曲名も分からない音楽だけが、彼女を延命させる術だった。
そんな彼女が迷い込んだのは、霊界と繋がるという不思議なカラオケ店の4番ルーム。
そこで出会ったのは、夕凪黎と名乗る、少し意地悪で、どこか掴みどころのない青年だった。
「俺、人間じゃないんだ。夕凪黎。
……凪をとったら?」
彼は、誰にも思い出されなくなり、消えかけた幽霊たちを音楽で救う『鎮魂歌師』だという。
忘れられたら、魂は消滅する。
だから、誰かに思い