概要
偽物でも、治した痛みと信じた心は本物でした。
「偽物の聖女を、断罪する」
審問の場で、私は一度も嘘をつかなかった。私は偽物です、と。
王国アルセアの聖女ミレーユが、過労と重圧に耐えかねて姿を消した。黒霧病が下町に広がる中、聖女不在が知れれば王都は混乱する。そう言って私を連れてきたのは、聖女の婚約者である王太子アストルだった。
薬草屋の娘ユノに、回復魔法はない。できるのは、聖女の所作を寸分違わず真似ることと、薬草と看護の知識だけ。それでも私は毎日、偽物の祈りを捧げ、偽物の聖女として人を治してきた。
これは、偽物だと自ら名乗り出た聖女と、それでも「お前が本物だ」と言った王太子の、断罪審問から始まる物語。
審問の場で、私は一度も嘘をつかなかった。私は偽物です、と。
王国アルセアの聖女ミレーユが、過労と重圧に耐えかねて姿を消した。黒霧病が下町に広がる中、聖女不在が知れれば王都は混乱する。そう言って私を連れてきたのは、聖女の婚約者である王太子アストルだった。
薬草屋の娘ユノに、回復魔法はない。できるのは、聖女の所作を寸分違わず真似ることと、薬草と看護の知識だけ。それでも私は毎日、偽物の祈りを捧げ、偽物の聖女として人を治してきた。
これは、偽物だと自ら名乗り出た聖女と、それでも「お前が本物だ」と言った王太子の、断罪審問から始まる物語。
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