概要
この柄は、うちだけのものになったはずだった。あの店は、なぜ売り続ける?
「当店だけの、連れ雨繋ぎ。」
雨粒が手をつなぐ、町で四十年愛されてきた柄。呉服屋「よしの屋」の店主は、蓄えを崩してその権利を買い取り、新装を告げる引き札を二千枚刷った。
ところが、同じ通りの大和屋には、同じ柄の風呂敷や手拭い、見慣れない菓子の缶まで安値で山積みに。
新装を潰しに来たのか。
大和屋を訪ねた店主に差し出されたのは、四十年前の一筆だった。
買った権利で、あの店の売り出しは止められるのか。
商家の意地と、一枚の証文をめぐる短編ミステリ。
読者への挑戦付き。
雨粒が手をつなぐ、町で四十年愛されてきた柄。呉服屋「よしの屋」の店主は、蓄えを崩してその権利を買い取り、新装を告げる引き札を二千枚刷った。
ところが、同じ通りの大和屋には、同じ柄の風呂敷や手拭い、見慣れない菓子の缶まで安値で山積みに。
新装を潰しに来たのか。
大和屋を訪ねた店主に差し出されたのは、四十年前の一筆だった。
買った権利で、あの店の売り出しは止められるのか。
商家の意地と、一枚の証文をめぐる短編ミステリ。
読者への挑戦付き。
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