概要
今日からは、宝箱を開ける側だ
「冒険者を逃がすような役立たずはクビだ。そんなに好きなら、お前も冒険者になれ!」
魔王の言葉に、三百年、迷宮の最奥を守ってきた俺は、目を輝かせた。
「いいのか、魔王様。じゃあ、魔王様の迷宮から始める」
負けた挑戦者を牢へ運ばず、出口まで担いで帰していたせいで、職を失った最奥の番人。だが俺には、ずっと憧れていたことがある。道を選び、仲間と戦い、その向こうにある宝箱を、自分の手で開けることだ。
首に下がったのは、木の初心者札。入口で組むことになったのは、半年前に俺が負かして、担いで帰した弓使いのルッカ。
「……最奥の化け物と組むの?」
「元、だ。今日から新人」
立ちはだかるのは元同僚、魔王の新しい罠、そして後任のラスボス。冒険者を追い返すはずだった元部下が倒されるたびに、魔王の宝と威勢が減ってい
魔王の言葉に、三百年、迷宮の最奥を守ってきた俺は、目を輝かせた。
「いいのか、魔王様。じゃあ、魔王様の迷宮から始める」
負けた挑戦者を牢へ運ばず、出口まで担いで帰していたせいで、職を失った最奥の番人。だが俺には、ずっと憧れていたことがある。道を選び、仲間と戦い、その向こうにある宝箱を、自分の手で開けることだ。
首に下がったのは、木の初心者札。入口で組むことになったのは、半年前に俺が負かして、担いで帰した弓使いのルッカ。
「……最奥の化け物と組むの?」
「元、だ。今日から新人」
立ちはだかるのは元同僚、魔王の新しい罠、そして後任のラスボス。冒険者を追い返すはずだった元部下が倒されるたびに、魔王の宝と威勢が減ってい
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