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概要
行先は、暦から消えた日。帰り道は、まだ地図にない。
「二〇一一年十二月三十日」
サモアに留学中の真帆から届いた写真には、船の行先として、その日付が書かれていた。
夏休み、直哉と冬子は真帆に会いに海を渡る。
たどり着いたのは、地図にない港だった。斜面に家々が重なり、パンを積んだ舟が出てゆく。真帆もそこで暮らしていた。
けれど、来た道を引き返しても、出発した岸には戻れない。
前にも後ろにも、同じ山が見える海。
暦から消えた日付を行先に、町と町を結ぶ舟。
三人は帰る道を探して、さらに遠い港へ向かう。
サモアに留学中の真帆から届いた写真には、船の行先として、その日付が書かれていた。
夏休み、直哉と冬子は真帆に会いに海を渡る。
たどり着いたのは、地図にない港だった。斜面に家々が重なり、パンを積んだ舟が出てゆく。真帆もそこで暮らしていた。
けれど、来た道を引き返しても、出発した岸には戻れない。
前にも後ろにも、同じ山が見える海。
暦から消えた日付を行先に、町と町を結ぶ舟。
三人は帰る道を探して、さらに遠い港へ向かう。
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