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概要
好きな子を追いかけたら、平均年齢六十五歳の教会だった。
高校二年の佐藤蓮は、掃除当番の放課後、クラスメイト・望月ひかりの鞄から落ちた一冊の本を拾う。黒い表紙に金の縁。聖書だった。日曜に誘うと「用事があるから。毎週なの」と断られる。知りたいのは神様じゃない。あの子が毎週消える先だ。不純な動機で開けた、坂の下の木造教会の扉の向こうにいたのは、平均年齢六十五歳の信徒たちと、立つタイミングすら分からない自分。仙台を舞台にした、恋と日曜日の物語。
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