概要
「毒殺ゼロだからクビ」? 全部俺が平らげてただけですが何か?
王宮の毒見役マルクは、あらゆる猛毒を無害な栄養素として分解してしまう特異体質の持ち主。だが本人には自覚がなく、毒を盛られても「少し舌がピリピリするな」程度で平然と完食していた。結果として毒殺事件が一度も起きなかったため、無能な新任宰相から「仕事をしていない無駄飯食らい」と決めつけられ、あっさり追放されてしまう。念願だった定食屋を辺境で開業したマルクは、規格外の検毒能力でどんな食材も極上の安全飯へと昇華させ、町中の胃袋を掴んで大繁盛。一方、唯一の安全弁を失った王宮では暗殺毒が重臣たちを直撃し、晩餐会のたびに人が倒れる阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。追放した毒見役こそが命綱だったと気づいた宰相たちは必死に連れ戻そうとするが、温かい居場所を見つけたマルクが今さら戻るはずもなくて……!?
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