概要
昼寝ばかりの落第将軍が、なぜか一度も負けない
魔法を一度も撃ったことのない将軍。
生涯で一度も会戦に負けなかった将軍。
そして、自分の国を勝たせられなかった将軍。
――後世の戦史家は、彼の名をそう記している。
魔導学院を首席で卒業した術士ミレイユの配属先は、辺境軍司令官の「副官」。この国では、術兵科の女は部隊を率いることを許されない。首席の徽章をつけて就いたのは、要するにお世話係だった。
上官のアルノ・ヴェストは、魔力不足で魔導兵学校を落第した将軍。昼は執務机に足を乗せて眠り、命令の意味は一切説明しない。最初の命令は「毎朝、僕を起こすこと」。着任翌日の戦では、王国一の術士である彼女に「撃つな」と命じた。
最低の上官。そう思っていたのに、なぜかこの人は一度も負けない。
そして、辞令も見ずに、最初から彼女の名前を知っていた。
敗色
生涯で一度も会戦に負けなかった将軍。
そして、自分の国を勝たせられなかった将軍。
――後世の戦史家は、彼の名をそう記している。
魔導学院を首席で卒業した術士ミレイユの配属先は、辺境軍司令官の「副官」。この国では、術兵科の女は部隊を率いることを許されない。首席の徽章をつけて就いたのは、要するにお世話係だった。
上官のアルノ・ヴェストは、魔力不足で魔導兵学校を落第した将軍。昼は執務机に足を乗せて眠り、命令の意味は一切説明しない。最初の命令は「毎朝、僕を起こすこと」。着任翌日の戦では、王国一の術士である彼女に「撃つな」と命じた。
最低の上官。そう思っていたのに、なぜかこの人は一度も負けない。
そして、辞令も見ずに、最初から彼女の名前を知っていた。
敗色
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