概要
声にならなかった想いほど、遠くまで届いていた。
海辺の町・灯凪町(とうなぎちょう)のライブハウス「Noct Tied.(ノクト・タイド)」。ボーカリストのアイラは、歌うことが好きなのに「私の声って何だろう」という問いを抱えていた。そこへ、演劇部で他人の言葉を生きる木下日向子(きのした ひなこ)が迷い込む。三年前から歌えなくなった嶋田透子(しまだ とうこ)は、二人を静かに見守っていた。透子の「丁寧に歌ってた」という一言で、アイラは自分が計算し、声を守りながら歌っていたと気づく。雨の日、透子が傘を閉じて三人で濡れながら歩いた夜を境に距離が縮まる。店長の鳴海(なるみ)の「歌う?」に背中を押され、アイラは初めて守らずに自作の言葉を歌い、声に自分がいると知る。
第二部は透子の過去を描く。かつて「それ、あなたの歌じゃない」と言われ、ステージに立てなく
第二部は透子の過去を描く。かつて「それ、あなたの歌じゃない」と言われ、ステージに立てなく
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