このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(109文字)
友人がはじめて小説を書いた。短い小説だ。彼は僕に読んでくれと言った。感想をくれと言った。僕は読み始めた。なかなか面白い。でも、読んでいくうちに違和感を感じた。これは小説じゃない……。不気味なホラー小説です。
何気ない感想の依頼から始まる、不幸の手紙を題材にした短編ホラー。物語が進むにつれて現実と作中の境界が曖昧になり、読者自身も巻き込まれていく構成が巧みでした。読み終えたあと、思わず最初から読み返したくなる短編です。
友人から届いた小説を読むだけのはずが、いつの間にか自分自身が物語の中に取り込まれていく。この構成が面白い。作中の主人公が考えた呪いの移し方と、現実の佐伯が取った行動が重なった瞬間、ただの作中作ではなくなる。「ありがとう」という短いメッセージも、読み終えた直後だからこそ妙に不気味だ。もちろん、本当に呪いが成立した証拠はない。だからこそ、最後にブラウザバックして作品の説明を読み直す「僕」の気持ちが分かってしまう。読み終えたあと、自分も同じ仕掛けに引っかかったのではないかと考えてしまう、読者参加型の怪談。
タイトルの通りです。皆さん、最後まで読みましょう。あ、でも責任はとりませんよ。一言、書いた友人さん、後でシュレーディンガーの猫、送っておきます。😸
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